泣いてもいいけど目はこすらないで
小学校が始まってから娘は教室の前で毎朝泣きます。
同じクラスに泣いてる子がいました。
私の前に来て「ママに会いたい、さみしい」と泣きます。
その子の母は教室には来ていません。
その子はポロポロこぼれる涙を、手でごしごし拭き始めました。
「手にはばい菌がたくさんついてるからね、目を触るときは手をきれいにしてからにしようね」
と声かけすると、「そうなの?」と泣くのが止まりました。
「こぼれた涙をハンカチでそっと拭いてみようか?」
「ごしごしこすったら、ばい菌が目に入るかもしれないし、お肌を擦って傷つけるかもしれないよ」
「悲しい時は泣いてもいいよ、でもごしごしこすらないでね」
ここまで話すと、「わかった」と言ってハンカチでそっと涙を拭き、その子は泣き止みました。
うちの娘は横で聞いていましたが、私の服に顔を擦り付けて泣いていました。
私の服は汚染されていないと思うので、感染対策をした泣き方をしているので良しとしました。
4月初旬 泣いている時の声かけ
4月初旬、小学校が始まったころ。
教室前で母親にくっついて泣く娘に言っていた言葉。
「泣きたいときは泣いたらいい」
「始業のチャイムが鳴るまではそばにいる」
「泣いてる理由を教えて」
これらを繰り返し言っていました。
泣いている理由を何度訪ねても「母と離れたくない」であり、学校や学童で困りごとがあり、泣いているわけでは無いんだ、という確認をしました。
担任の先生には、泣いている理由を伝え「泣きたいときは無理に泣き止ませるような声かけはしない」という私の方針を理解してもらいました。
同じクラスに「ママに会いたい」と言って泣いている子がいたので、娘と一緒にハグして二人が泣いているのを見守っている日もありました。
お母さんと離れたくない
小学1年生の娘は、学校の教室の前で毎朝泣きます。
その理由はタイトルの通りだそうです。
他県より転居し、環境が大きく変化する中での小学1年生を迎えました。
言葉使い、文化、生活スタイルすべてが変わっています。
娘にとって助けてくれる人は母親しかいない。
「教室の前で離れてしまったら、もう会えないんじゃないかって思ってしまう」
とも言っていました。
先のことはわかりませんので、その時が永遠の別れになる可能性もあります。
どんな風に声掛けしたら安心できるのだろう。
いろいろな方向から声かけをして、娘の反応を記録したいと思います。